I find Robert Doisneau.
「パリ市庁舎前のキス」で有名な、パリロベール・ドアノーはフランス出身。
あの写真が演出だったかどうかなんて、どうでもいい。
「彼がなぜ、パリという街で、あの構図で、あの二人を撮影したのか。」という方が気になっていた。
彼はファッションルックも手掛けつつ、ひたすらにパリの街中を歩き回り、ストリートフォトを撮影していた。
その写真は、その街に生きる人々をとても生々しく写し出したものが多く、
彼が見たもの、聞いたもの、触れたもの、嗅いだもの、それらを全て感じてみたくなった。
生前彼が使っていたフィルムカメラは「Leica M3」にならって、僕は「Leica M6」を持って同じ街を歩いてみた。
奇妙礼太郎さんの「オー・シャンゼリゼ」を聴きながら。